『ミスミソウ』鑑賞

 

英語難しすぎ、そこらへんの女子大生です。

 

ミスミソウ

クラス内でのいじめがエスカレートし

家族3人を焼き殺されてしまった少女・春花の復讐劇。

 

正直なところ「何となく観ようかな」といった具合で

全く期待して観ていなかったはずが、

数々の急展開にいつの間にか釘付けになっていた。

 

一切の汚れが排除された白銀の雪の上に飛び散る

深紅の血が物語に華を添え、美しさすら感じさせる。

 

毎瞬が強烈と言ってもいいような本作だが、

一番印象的だったのは

主人公春花と良い感じの男子、相葉とのキスシーン。

しんしんと降り積もる雪の中、

相葉はためらい交じりに春花の右手に左手を重ねる。

心身ともに限界だった春花は、相葉からの温かい言葉に

自身の唇を血が出るほど強く噛み締め、嗚咽する。

そして血に染まった春花の唇を相葉が静かに塞ぐのだ。

 

雪が辺りの雑音をかき消し、

まるで春花と相葉以外の存在が消えたかのように

二人の世界に浸してくれる演出も見事だった。

 

今まで個人的な最高のキスシーンは

ライアン・ゴズリング主演『ドライヴ』での

エレベーター内のスローキスだったのだが、

意外なところで順位が逆転してしまったかも。

 

春花の血で唇を赤く染めた

相葉こと清水尋也の表情が妖艶で官能的。

 

清水尋也といえば、

King Gnu『The hole』のMVで初めてまともに見て

ただのイケメンと言うのには惜しい、

独特でアンニュイな雰囲気を醸し出す子だなと

目を付けていたのだが今回で見事にノックダウンだ。

あまりにも顔が好みすぎる。

 

勝手に和製ティモシー・シャラメと呼ばせてもらおう。

 

ミスミソウ』興味があればぜひ。

ただかなりグロいので注意が必要です。