彼の鼻はクラウド似

 

自粛生活まだまだいける、

そこらへんの女子大生です。

 

そこらへんの女子大生は男女問わずの鼻フェチだ。

 

というのも、そこらへんの女子大生は

生粋の団子っ鼻なのだ。

 

人間は自分に自信のない部分を他人にも

投影してしまうという。それだ。

 

鼻尖形成、鼻翼縮小、耳介軟骨移植、

鷲鼻削りにプロテーゼ

現代の技術を持ってしても、日本の美容整形外科で

手術した場合、下手すれば200万円はかかる。

 

お金があったとしても

感染して化膿し拘縮、再手術を余儀なく

される可能性すらあるのだ。

 

そんな危険性も無い上に鼻先も柔らかく

死ぬまで同じ鼻でいられる人間に憧れる。

 

そして、

そこらへんの女子大生の彼氏の鼻は芸術だ。

私たちの次元を一つ越えて

ファイナルファンダジークラウド似の鼻をしている。

似ているというよりもはや前も横も鼻だけクラウドだ。

 

あの鼻は、神がこれ以上ない綺麗な鼻を作ろうとした

創作意欲溢れる何百体かの中の超成功例に違いない。

 

何度見ても惚れ惚れする鼻は彼のアイデンティティ

もしかすると鼻が本体なのかもしれない。